
「月次チェック」は作業ではなく、安心の儀式
「月次決算が大事なのは分かっている」
「でも正直、面倒だし、時間も取れない」
そう感じる社長は多いです。
でも、ここで一つ視点を変えてください。
月次でやるのは“作業”ではなく“確認”
帳簿を付けるのは経理やツールの仕事。
社長がやるべきなのは、状況を把握して判断することです。
月次で見る目的は、たった一つ
月次管理会計の目的は、シンプルです。
「このまま進んで大丈夫か?」を確認すること
未来を完璧に予測する必要はありません。
ズレていれば、早く気づいて、早く直す。
それだけで、経営の安定度は大きく上がります。
月次で必ず確認する①|今月の粗利は、想定どおりか
まず最初に見るのは、やはり粗利です。
ここでのポイントは、
絶対額を見ることではありません。
- 先月と比べてどうか
- 去年の同じ月と比べてどうか
「想定より良い/悪い」
「その理由は何か」
これを言葉にできれば合格です。
粗利の変化は、
価格・原価・仕事の質の変化を正直に映します。
月次で必ず確認する②|固定費は暴れていないか
次は固定費。
見るべきは、
「細かい内訳」ではなく「違和感」です。
- 先月より急に増えていないか
- 粗利に対して重くなっていないか
固定費は、
静かに経営を圧迫する存在です。
月次でチェックすることで、
「気づいたら首が締まっていた」
を防げます。
月次で必ず確認する③|営業利益は、プラスか
3つ目は、営業利益。
ここでは難しい分析は不要です。
- プラスか、マイナスか
- 想定とズレていないか
営業利益は、
社長の判断の集合体です。
ここがマイナス続きなら、
どこかに無理があるサイン。
月次で見れば、致命傷になる前に手を打てます。
月次で必ず確認する④|キャッシュは3か月持つか
最後に、キャッシュ。
毎月、必ずこの質問をしてください。
「今の状態で、3か月後も大丈夫か?」
- 大きな支払いはいつか
- 入金は本当に予定どおりか
細かい計算はいりません。
見通しが立つかどうかが重要です。
月次管理会計は「30分」で十分
「時間がない」という社長に伝えたいことがあります。
月次管理会計は、
30分で十分です。
- 数字を見る:10分
- ズレの理由を考える:10分
- 来月やることを1つ決める:10分
これ以上やると、
考えすぎて動けなくなります。
月次で“決めること”が、管理会計のゴール
月次チェックのゴールは、
数字を眺めることではありません。
- 値上げを検討する
- コストを一度止める
- 営業の力点を変える
「一つだけ決める」
これができれば、その月次は成功です。
今日の「虎の巻」→ 管理会計は、未来を守る習慣
月次で数字を見る習慣は、
問題を小さいうちに見つけるための保険である
