
― 数字が苦手な社長ほど、追う数字を減らしたほうがうまくいく ―
「数字を見ろと言われても、
正直、どれを見ればいいのか分からないんですよね」
これは、集客の相談で本当によく出てくる言葉です。
- アクセス数
- フォロワー数
- クリック率
- 直帰率
- 滞在時間
- CVR
気づけば、
画面には数字がずらり。
でも、それを見て、
- 何が良くて
- 何が悪くて
- 次に何を直せばいいのか
分かるようになったでしょうか?
もし答えが「NO」なら、
それはあなたの理解力の問題ではありません。
見る数字が多すぎるだけです。
集客で数字が嫌われる、本当の理由
まず、はっきりさせておきましょう。
社長が数字を避けてしまうのは、
- 数学が苦手だから
- 会計の知識がないから
ではありません。
「見ても、判断につながらない数字」を
大量に見せられてきたからです。
数字は、本来こうあるべきです。
見た瞬間に、
「あ、ここだな」と
手を入れる場所が分かるもの
そのためには、
追う数字を、極限まで減らす必要があります。
集客は「行動の流れ」を数字で確認する作業
ここまでのシリーズで、
あなたはすでに次のことをやってきました。
- 誰の困りごとを扱うか決めた
- 相談したくなる状態を言語化した
- 集客接点を棚卸しした
- 導線を1本に束ねた
ここまで来たら、
集客は感覚の世界ではありません。
人が
入ってきて
読んで
動く
この流れを、
数字で確認するフェーズに入ります。
結論|見るべき指標は、この3つだけ
結論から言います。
社長ひとりで集客を管理するなら、
最低限見るべき指標は、次の3つだけです。
- 入口に「人が来ているか」
- 途中で「立ち止まっているか」
- 最後に「動いているか」
この3つが分かれば、
集客の8割は判断できます。
それぞれ、具体的に見ていきましょう。
指標①|入口に「人が来ているか」
まず最初に見るべきは、これです。
導線の入口に、
人はちゃんと来ているか?
ここでいう数字は、
とてもシンプルです。
- 記事の閲覧数
- ページの表示回数
- プロフィールの閲覧数
など、
「見られているかどうか」だけを確認します。
よくある勘違い
ここでいきなり、
- 少ない
- 伸びていない
と落ち込む必要はありません。
大事なのは、
ゼロではないかどうかです。
ゼロでなければ、
入口は「存在している」ということです。
ケーススタディ|入口が弱い社長の例
ある社長は、
集客がうまくいっていないと思っていました。
でも数字を見ると、
- 月に数十人は記事を読んでいる
という事実がありました。
これは、
集客ができていない
ではなく
入口はあるが、次につながっていない
という状態です。
ここを勘違いすると、
不要な施策を増やしてしまいます。
指標②|途中で「立ち止まっているか」
次に見るのが、
中継地点の数字です。
問いはこれです。
入ってきた人は、
少しでも「読んで」「考えて」くれているか?
ここで見るのは、
- 滞在時間
- 複数ページ閲覧
- スクロール率
などです。
ただし、
細かく分析する必要はありません。
「すぐ帰っていないか」
これだけ分かれば十分です。
数字が教えてくれる、危険なサイン
例えば、
- アクセスはある
- でも、ほとんど読まれていない
この場合、問題は明確です。
- タイトルと中身がズレている
- 自分ごと化できていない
- 困りごとが刺さっていない
つまり、
入口と中身のミスマッチです。
ここを直さずに、
入口を増やしても意味はありません。
指標③|最後に「動いているか」
最後に見るのが、
一番分かりやすい指標です。
この導線を通って、
何らかの「行動」は起きているか?
例えば、
- 問い合わせ
- メッセージ
- 質問
- 反応
数は少なくて構いません。
ゼロか、ゼロでないか
ここが重要です。
よくある誤解|数字は「多いほど良い」
ここで、
よくある誤解を一つ。
数字は、たくさんあったほうがいい
これは、
集客初期の社長にとっては罠です。
- 問い合わせが月1件でも
- 毎月、安定して起きている
なら、それは立派な成果です。
大事なのは、
- 再現性があるか
- 改善ポイントが分かるか
です。
3つの数字を「流れ」で見る
ここまでの3つを、
一度つなげてみましょう。
- 入口:人は来ている
- 中継:読まれている
- ゴール:動いている
この3つのうち、
- どこが弱いのか
- どこが詰まっているのか
が分かれば、
次にやることは自然に決まります。
数字を見る頻度は「月1回」でいい
最後に、
とても大事なことをお伝えします。
数字は、毎日見なくていいです。
むしろ、
- 月に1回
- 同じタイミング
- 同じ3つの数字
これだけを見るほうが、
判断の精度は上がります。
集客は、
短距離走ではなく長距離走です。
次回予告|集客は一度作って終わりではない
導線を作り、
数字を見るようになると、
次に出てくる疑問があります。
これ、いつまで直し続ければいいんだ?
次回は、
集客構造をどう回し続けるか
について扱います。
今日の一言
集客の数字は、管理するために見るものではない。
「次に何を直すか」を決めるために見るものだ。
社長が追う指標は、3つでいい。
