④社長は月に一度、これだけ確認すればいい


「月次チェック」は作業ではなく、安心の儀式

「月次決算が大事なのは分かっている」
「でも正直、面倒だし、時間も取れない」

そう感じる社長は多いです。
でも、ここで一つ視点を変えてください。

月次でやるのは“作業”ではなく“確認”

帳簿を付けるのは経理やツールの仕事。
社長がやるべきなのは、状況を把握して判断することです。


月次で見る目的は、たった一つ

月次管理会計の目的は、シンプルです。

「このまま進んで大丈夫か?」を確認すること

未来を完璧に予測する必要はありません。
ズレていれば、早く気づいて、早く直す。
それだけで、経営の安定度は大きく上がります。


月次で必ず確認する①|今月の粗利は、想定どおりか

まず最初に見るのは、やはり粗利です。

ここでのポイントは、
絶対額を見ることではありません

  • 先月と比べてどうか
  • 去年の同じ月と比べてどうか

「想定より良い/悪い」
「その理由は何か」

これを言葉にできれば合格です。

粗利の変化は、
価格・原価・仕事の質の変化を正直に映します。


月次で必ず確認する②|固定費は暴れていないか

次は固定費。

見るべきは、
「細かい内訳」ではなく「違和感」です。

  • 先月より急に増えていないか
  • 粗利に対して重くなっていないか

固定費は、
静かに経営を圧迫する存在です。

月次でチェックすることで、
「気づいたら首が締まっていた」
を防げます。


月次で必ず確認する③|営業利益は、プラスか

3つ目は、営業利益。

ここでは難しい分析は不要です。

  • プラスか、マイナスか
  • 想定とズレていないか

営業利益は、
社長の判断の集合体です。

ここがマイナス続きなら、
どこかに無理があるサイン。
月次で見れば、致命傷になる前に手を打てます。


月次で必ず確認する④|キャッシュは3か月持つか

最後に、キャッシュ。

毎月、必ずこの質問をしてください。

「今の状態で、3か月後も大丈夫か?」

  • 大きな支払いはいつか
  • 入金は本当に予定どおりか

細かい計算はいりません。
見通しが立つかどうかが重要です。


月次管理会計は「30分」で十分

「時間がない」という社長に伝えたいことがあります。

月次管理会計は、
30分で十分です。

  • 数字を見る:10分
  • ズレの理由を考える:10分
  • 来月やることを1つ決める:10分

これ以上やると、
考えすぎて動けなくなります。


月次で“決めること”が、管理会計のゴール

月次チェックのゴールは、
数字を眺めることではありません。

  • 値上げを検討する
  • コストを一度止める
  • 営業の力点を変える

「一つだけ決める」
これができれば、その月次は成功です。


今日の「虎の巻」→ 管理会計は、未来を守る習慣

月次で数字を見る習慣は、
問題を小さいうちに見つけるための保険である


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